ファイナンシャルプランナーは顧客の家族構成や資産状況、収支・負債などの情報をベースに将来の生活設計を行い、資金計画や資産形成のアドバイスなどを行う職業です。いわば、信託銀行と普通銀行と証券会社の顧客相談窓口のような機能を果たす職種で、資格の名称はファイナンシャル・プランニング技能士1級、2級、3級という国家資格です。
主に金融機関に勤務している人が持っている資格ですが、3級でしたら一般の人でも短期間の勉強で取れるレベルの資格です。その試験内容は学科試験と実技試験がありますが、ここでは学科試験に絞ってご説明します。学科試験は、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6科目です。テキストと過去問題集を用意できれば独学で履修可能ですから、専門学校などに通学する必要はないといえるでしょう。
金融機関に勤務していない人の場合は、テキストを一通り読むことからスタートです。テクニカルタームがたくさん出てきますが、とりあえず最初はスルーします。1週間でテキスト全部に目を通したら、次に過去問題集で勉強をします。問題と解答にプラスして解説も読み込んで理解するようにします。問題集の解説を見ても理解できないときはテキストで確認をします。そこで新たに出てきた言葉はノートにメモして、試験直前の見直しの際に活用します。この過去問題集、テキスト、ノート・メモの繰り返しを継続的におこなっていくことで、基礎が身に付いてきます。そうして試験1ヶ月前になったら、再度過去問題集に取りかかります。何度目かの繰り返しになるかもしれませんが、試験全体として6割以上の得点で合格しますので、過去問題を確実に正解に結びつけていくことが必要になります。
自宅で勉強するのが普通かもしれませんが、自宅はネットやテレビなどの誘惑が多い感じる場合は、図書館やファミレスなどで勉強すると、目先も変わって気持ちも前向きになるので勉強が捗るはずです。ファイナンシャル・プランニング技能士はそれほど難しい資格ではありませんので、初学者でも1ヶ月、時間にして60時間程度の勉強をすれば取得が可能です。取得後についてですが、金融機関勤務の人以外だと資格を活用して仕事ができる人は少ないと思われます。そんな時は自分自身の情報を元に資金計画や資産形成の計画を立てて資格の有効利用を図りましょう。
また、レベルアップで2級を検討しているならば資格スクールを検討した方が良いかもしれません。3級受験時に比べ、苦手科目と得意科目の差がかなり広がることが想定されるからです。そこでおすすめするスクールはコチラ↓
この「大栄」の最大の特徴は”合格できる”授業です。要点を解かりやすく解説してくれる専任講師が多数在籍というところがポイントですね!
資格試験の日が決まっていて、それに向かって毎日勉強に取り組んで行くことになりますが、休みなく続けていこうとすると、どこかで緊張の糸が切れて挫折してしまうこともあります。そうならないために、試験日から逆算して、勉強の計画を作っていきましょう。その計画の中には息抜きとなる休養日も明確に設定しましょう。MORE
勉強の仕方は人それぞれですが、お勧めしない勉強法があります。それはテキストを読みながら、その要約をノートに記述して覚えるやり方です。テキストのまとめをノートに記述するのには時間がかかりますし、その作業の疲労感で勉強を十分にした気持ちになってしまうからです。実際には、ノートに書き写した内容は記憶されていないことが多く、時間のわりには報われない作業なのです。MORE
どんな資格試験にも合格の基準があります。その基準は満点に対して○○%以上の得点と言った形で示されています。試験勉強する側もその基準をしっかり把握して、自分が何点とればいいのかという目標得点を決めて、勉強を進める必要があります。満点を取らなくても合格基準をクリアできれば合格ですから、バランス良く科目ごとの目標を決めておきます。MORE