看護師になるためには高校卒業後、専門学校や看護短期大学や大学などに通って、3~4年、看護師になるための必要な知識の習得と学内での実習、病院や診療所での臨地実習の課程を履修して、国家試験に合格することによって資格を取得できるのです。
看護師の資格試験は、関係省庁の指定する教育機関で看護師になるのに必要な学科を修めていなければ受験できません。そのため、看護師の学校に行ったことのない一般の人が試験だけ受けようとしても受けられないしくみになっています。看護師は人の命を預かる仕事ですから、看護に関する知識はすべて身につけていなければいけませんし、臨地実習も修めていなければいけないのです。この点が他の資格と大いに異なるところです。
看護師の国家試験を看護学校の卒業見込の年に受験する場合は、学校での授業、臨地実習を学びながら勉強もしなければいけません。日々の勉強がそのまま看護師資格に繋がっていくのですが、試験に合格するためにはどのような形式の問題が出るのか知っておく必要がありますし、1年生で履修した科目からすべてが試験範囲となるため、過去の勉強の復習も必要となります。そういった意味から、効率的な勉強法は過去問題を中心に進めていくのがお勧めです。過去問題とその解答を読み込みながら、そのポイントをメモ代わりにノートに取っていき、理解出来ない部分はテキストで確認をするというサイクルを作っていくと良いでしょう。学校の勉強や実習のレポートや資料作成など、資格試験にだけ注力できる状況ではないので、睡眠時間を削っていくことになります。時間が限られていますので効率的に勉強することが求められます。
学校の勉強もありますから一日の勉強時間は限られてきます。その中で効率的に資格試験の勉強をするには、早朝から学校に行くまでの時間を利用することをお勧めします。朝5時から7時までの2時間勉強に充てるようにできれば、かなり効果があるはずです。どんな資格試験も同じですが、試験の時間は日中ですから、深夜に勉強する癖を付けてしまうと日中は眠くて頭が働かないという本末転倒なことになってしまいます。早朝の他に、放課後に学校の図書館などで勉強するのも効果的です。一人で勉強して分からない部分は友達に聞いてみたり、場合によっては先生に教えてもらうことも可能ですからね。
資格試験の日が決まっていて、それに向かって毎日勉強に取り組んで行くことになりますが、休みなく続けていこうとすると、どこかで緊張の糸が切れて挫折してしまうこともあります。そうならないために、試験日から逆算して、勉強の計画を作っていきましょう。その計画の中には息抜きとなる休養日も明確に設定しましょう。MORE
勉強の仕方は人それぞれですが、お勧めしない勉強法があります。それはテキストを読みながら、その要約をノートに記述して覚えるやり方です。テキストのまとめをノートに記述するのには時間がかかりますし、その作業の疲労感で勉強を十分にした気持ちになってしまうからです。実際には、ノートに書き写した内容は記憶されていないことが多く、時間のわりには報われない作業なのです。MORE
どんな資格試験にも合格の基準があります。その基準は満点に対して○○%以上の得点と言った形で示されています。試験勉強する側もその基準をしっかり把握して、自分が何点とればいいのかという目標得点を決めて、勉強を進める必要があります。満点を取らなくても合格基準をクリアできれば合格ですから、バランス良く科目ごとの目標を決めておきます。MORE