試験勉強には目標得点の設定が不可欠

やる気が出る!資格試験の勉強法

目標得点の設定値

目標得点の設定値

資格試験を受けるための前準備とも言える、「新品テキスト購入の心構え」と「勉強場所」についてご紹介してきましたが、ここで試験勉強を始めるにあたって是非とも決めておきたい目標得点の設定についてご説明します。ここがきちんとできていないと資格試験の合格は難しいと思われます。

なぜ目標得点を設定するのか?

どんな資格試験にも合格基準があります。それをよく確認しないまま、また確認してもそれに基づく戦術もないまま闇雲に勉強して過去問を解けるようになっても不安が残るだけです。どんなに勉強をしても試験当日に会場に行くと不安と緊張が増してきますし、その思いを試験中も抱きながら問題を解くことになります。それでも結果として合格できればいいのですが、その状況では合格も心許ないことでしょう。そういう状況を避けるためには目標得点を明確に設定することが必要です。
例えば行政書士の合格基準は、法令等科目の試験では満点の50%以上、一般知識等科目の試験では満点の40%以上でかつその両方の合計得点が満点の60%以上との要件があります。実際の配点は、法令が244点満点、一般知識が56点満点で合計300点満点ですから、たとえ一般知識で80%(45点)を取ったとしても、法令が50%の122点であれば合計167点となり、合格基準である60%の180点には到達しません(実際の行政書士の試験では法令等の中にも複数の出題形式があって配点が違います)。
試験ごとに合格基準は違いますので、よく理解して科目別の目標得点を設定する必要があるのです。

目標得点の目安

どんなに勉強をしても資格試験で満点を取ることは難しいので、目標得点を決めてその得点を確実に取れるように勉強していく必要があります。目標得点の目安としては、その資格試験の配点と総合得点の合格基準に注意し、個々の科目の合格基準の1.2倍を基本として、確実に合格できる点数を設定しましょう。目標得点を合格点ぎりぎりに設定するということのないように注意してくださいね。

目標得点をクリアするために

目標得点が設定されたら、それをクリアするための計画を立てましょう。過去問題集から出題の傾向を把握して、分野別に確実に点数が取れるように勉強を進めて自信をつけていきます。特に重要なポイントはケアレスミスなどしないように確実に身につけるようにしましょう。具体的な勉強の進め方は別ページにてご説明します。

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