資格試験の勉強は新たに覚えることばかりで、やり始めは目の前に大きな壁が立ちはだかり、やってもやっても乗り越えられない印象に捕らわれると思います。せっかくやる気になって取り組んでいたのに、その重圧に負けて挫折してしまう人も少なくありません。そうならないために、適度な息抜きが必要です。ここでは効率的な息抜きについてご説明します。
息抜きと言っても、昨日頑張ったから今日は休もうとか、疲れたから今日はやめて明日にしよう、というのはNGです。資格試験の日は決まっていて、やるべき勉強の内容も分かっています。勉強のスタートの段階でどういうペースでやらなければいけないかはわかっていますので、その日の気分でその計画を変えていては、計画は挫折してしまいます。計画的に継続して勉強を続けていくために、その計画の中に予め休養を設定しておく必要があるのです。それが、ここでいう息抜きなのです。息抜きのペースは資格試験のスケジュールと密接に関係してきます。試験日まで3ヶ月もない場合は息抜きなしで頑張らなければいけないかもしれませんし、1年あるのであれば、週に1回は勉強時間短縮の日を作って息抜き時間を設定しましょう。
試験日との兼ね合いで息抜きのスケジュールを設定するのですが、そこには自分なりのルールを設けて必ず守るようにします。年末年始は大晦日と元日は休みにする、日曜日は午後1時から5時までを勉強時間として、それ以降は息抜き時間とするなど。バランス良く、勉強負荷は高めに息抜きのルールを設定することをお勧めします。
また、息抜き前の勉強は、息抜き明けの日に繋がるようにキリの良いところの少し前で区切るようにします。これは几帳面な人には気持ちが悪いかもしれませんが、息抜き明けがテキストの前の章の残りの部分から始まると、区切り前の勉強内容が蘇り、その復習をしつつその章を終えて次の章をスタートできるので、勉強に入りやすいのです。明けが新章からのスタートだと、前の章を振り返ることなく進みますので復習にならずに、その上、取っ付きづらい印象があって、勉強の進捗に少なからぬ影響が出るからです。
息抜きをすると決めたら、その章を少し残しのところで切り上げて、勉強のことは頭から追い出しましょう。テレビを観たり、本を読んだり、自分のやりたいことをやります。オンとオフをはっきり切り替えることが効果的な息抜きの仕方です。息抜きと決めたのにテキストをつい開いたりするのは、勉強中にスマホを開くことに繋がりかねませんので明確に分けましょう。
資格試験の日が決まっていて、それに向かって毎日勉強に取り組んで行くことになりますが、休みなく続けていこうとすると、どこかで緊張の糸が切れて挫折してしまうこともあります。そうならないために、試験日から逆算して、勉強の計画を作っていきましょう。その計画の中には息抜きとなる休養日も明確に設定しましょう。MORE
勉強の仕方は人それぞれですが、お勧めしない勉強法があります。それはテキストを読みながら、その要約をノートに記述して覚えるやり方です。テキストのまとめをノートに記述するのには時間がかかりますし、その作業の疲労感で勉強を十分にした気持ちになってしまうからです。実際には、ノートに書き写した内容は記憶されていないことが多く、時間のわりには報われない作業なのです。MORE
どんな資格試験にも合格の基準があります。その基準は満点に対して○○%以上の得点と言った形で示されています。試験勉強する側もその基準をしっかり把握して、自分が何点とればいいのかという目標得点を決めて、勉強を進める必要があります。満点を取らなくても合格基準をクリアできれば合格ですから、バランス良く科目ごとの目標を決めておきます。MORE