世の中には様々な資格があります。仕事に役立つ資格、その資格があるだけで就職出来る資格、起業できる資格、趣味の幅が広がる資格などなど。必要に迫られて資格を取ることもありますが、私の場合は、資格を取ること自体が目的ですから、人から見れば単なる「資格マニア」かもしれません。でも、「資格マニア」と見られても構いません、いえ、積極的にそう見られたいくらいです。
私が資格マニアとなったのは、中学2年生の時に受けた英検4級の合格がきっかけです。先生に勧められて、同級生10人くらいと受験して、合格者は半分くらいだったのですが、その時に合格したのがうれしくて、翌年に英検3級、高校生になってから英検2級を取りました。高校生の時にはもう資格マニア的な動きをしていました。英検の他に漢検4級と3級に合格していましたし、その時の男子同級生が受験すると言っていたアマチュア無線4級が物珍しかったので一緒に勉強して(と言っても1カ月程度でしたが)無事合格しました。
その後、将来のことを考えて、一生困らない資格を取りたいと考え、進路を看護専門学校に決めて、看護師国家資格も取得しました。看護専門学校は座学も実習も難しくて、予習と復習が欠かせなかったのですが、その大変な勉強の息抜きにコンピュータの資格試験の勉強をしてました。勉強の息抜きが勉強というは変ですが、その頃には完全にマニア化していて、合格通知を受け取る喜びがカタルシスになっていましたので、ちょっとでも興味のある資格の勉強は趣味、というかストレス解消のもととなっていたのです。ちなみにその時合格したのは第二種情報処理技術者試験(今でいう基本情報技術者試験)でした。
資格マニアと呼ぶと、なにか偏った嗜好の持ち主のように聞こえますが、純粋に世の中に数多くある資格の中から、自分が興味を持った資格取得のために勉強をして、合格したときの喜びを味わうのが好きなだけです。人から見ると、なんでそんな資格を取るのだろうと思われるかもしれませんが、純粋に知的好奇心からその分野の勉強をしてみたいと思っているだけで、仕事の役に立つとか、お金が儲かるというような損得は考えていません。でも、実際は世間の人が興味を持たない資格でも、その業界内では必要な資格で、その勉強をすることでその業界を知ることになりますし、特定の社会の仕組みを知ることもできるのです。また、合格するための勉強もただ漫然とテキストを読むのではなく、計画的に効率よく進める必要がありますので、その方法論は仕事や他の必要な受験勉強に応用が可能です。
また、資格をきっかけにその分野に詳しくなり、それが今後の仕事や生活に役立つこともあります。資格マニアのデメリットは特にありませんが、あえて言うのなら、勉強に集中しすぎると他のことが疎かになることでしょうか。
資格は知的好奇心を満足させ、仕事や趣味などに役に立ちます。何より資格の試験に合格したときの喜びは何ものにも代えがたく、頑張って勉強した甲斐があったとしみじみ感じるはずです。ぜひその喜びを実感するために、資格取得を目指してみてください。
資格試験の日が決まっていて、それに向かって毎日勉強に取り組んで行くことになりますが、休みなく続けていこうとすると、どこかで緊張の糸が切れて挫折してしまうこともあります。そうならないために、試験日から逆算して、勉強の計画を作っていきましょう。その計画の中には息抜きとなる休養日も明確に設定しましょう。MORE
勉強の仕方は人それぞれですが、お勧めしない勉強法があります。それはテキストを読みながら、その要約をノートに記述して覚えるやり方です。テキストのまとめをノートに記述するのには時間がかかりますし、その作業の疲労感で勉強を十分にした気持ちになってしまうからです。実際には、ノートに書き写した内容は記憶されていないことが多く、時間のわりには報われない作業なのです。MORE
どんな資格試験にも合格の基準があります。その基準は満点に対して○○%以上の得点と言った形で示されています。試験勉強する側もその基準をしっかり把握して、自分が何点とればいいのかという目標得点を決めて、勉強を進める必要があります。満点を取らなくても合格基準をクリアできれば合格ですから、バランス良く科目ごとの目標を決めておきます。MORE